太陽光パネル設置しメリットを得るには、しっかりとした情報収集が大前提となります。よく調べて、最大限のメリットが得られるように設置をしましょう。太陽光発電の様々なメリットをご紹介します。
1.クリーンエネルギーである
最大のメリットはエネルギーの源が日光であるので、大気を汚染せずクリーンであること、そして資源の枯渇がないということです。二酸化炭素を排出しない発電方法なので地球温暖化の対策にもなります。
また、他の発電方法で消費する、限りある資源の節約にも貢献します。
2.光熱費の節約になる
オール電化住宅の場合は、電気代の高い昼間は自家消費で賄うことができ、買電は電気代の安い夜間に行うことでかなりの電気代の節約になります。
また、電気の使用量がモニターで確認できるので、自分が今どれだけ電気を使っているかすぐにわかり、節電の意識を高められ、さらなる光熱費の節約を行うことができるでしょう。
3.さらなる経済面での効果がある
先に述べた光熱費の節約に加え、日照時間は発電した電気を自家消費でき、余った電気は売電ができます。余った電気を買い取る固定価格買取制度というものがあり、各年度に決められた買取価格で、売電開始から10年間安定した価格で売れる、という仕組みです。年々減額されていますので、早いうちに売電を始めた方が良いといわれています。
また、地球温暖化防止に伴う二酸化炭素削減推進、また化学燃料への依存の低下を期待し、設置の際には補助金が支給されます。現在は住宅用太陽光発電に対しての補助金は各地方自治体による補助金（都道府県と市町村の２つ）となっています。各自治体によって交付条件も違い、年度によっても変化していくものですので、確認が必要です。
2011年8月に可決された再生可能エネルギー買い取り法案により、電気買い取り価格を政府が保証しているなど、国からのサポートも充実しています。太陽光パネルを設置することで、ソーラーローン(金利が優遇されているもの)が組める、エコリフォームの所得税が控除される等のメリットがあります。
4.パネルの設置場所を選ばない
太陽光発電は、発電に際して騒音や煙などの排出物もないので、設置場所を選びません。日射量が必ず確保できる場所を確認すれば、どこでも設置できます。最近は屋根だけでなく、屋上、カーポート上、壁面など、様々な場所に設置されています。
5.非常用に使える
蓄電池を併せて設置しておけば、発電した電気を使わずに非常用に貯めておくことができます。お金の面の得だけでなく、万が一の時のための備えにもなり、メリットをのばすことができます。
6.維持・メンテナンスが簡単である
太陽光発電のシステムは、他の発電システムに比べると構造的にシンプルであるため、メンテナンスが比較的容易であるといえます。
システムもどんどん新しく進化しており、現在では、太陽光発電に用いられる太陽電池モジュールの耐用年数が20年以上、周辺機器も10年以上になってきています。保証期間内であれば、メンテナンスは無料です。
しかし、大抵太陽光パネルは設置者の目の届かないところにあるため、不具合が見つけにくい傾向にあります。不具合を発見するためには、日々、月々の発電量をこまめにチェックし、このお天気でこの発電量はおかしいと設置者が判断できるようになることが必要不可欠といえます。
7.企業のイメージアップになる
東日本大震災後、原子力発電が懸念され火力発電中心になりましたが、火力発電はコストも環境汚染度も高い発電方法であるといえます。そのため、様々な企業が光熱費削減に取り組み、クールビズ等の運動でエアコンの温度を規定し、労働環境が悪化している場合も多くあるようです。そのコストを太陽光発電で削減でき、労働環境が改善されれば、従業員の労働意欲も増し、会社の収益にも影響することでしょう。
また、エコでクリーンな取り組みを行う企業として、広報的にも好影響となるはずです。
